第48回 日本消化器がん検診学会 近畿地方会 多職種と協働する消化器がん検診

ごあいさつ

会長あいさつ

第48回日本消化器がん検診学会近畿地方会

会 長
  • 阪上 順一
  • 京都府立医科大学 消化器内科 講師
  • 京都府立医科大学 総合診療科 科長
  • 京都府立医科大学 内視鏡・超音波診療部 副部長
  • 京都府立医科大学 医療情報部 副部長
  • 京都府立医科大学 地域医療連携室 副室長
  • 京都府立医科大学 病歴管理室 室長

この度,令和元年の第48回日本消化器がん検診学会近畿地方会を担当させていただくことになり,誠に光栄に存じており,皆様には深く感謝申し上げます. 令和元年(2019年)8月24日(土)に,京都テルサ(京都府民総合交流プラザ)にて開催予定です.

日本消化器がん検診学会は1959年に設立され,総会員数約8000名,近畿支部会員数約1400名で,消化器がん検診に関する研究を主とし,より良い検診方法を討議する学会であります.対策型胃がん検診におきましては従来のX線検診に加えて,2016年度からは,胃内視鏡検診が推奨されるようになり,本学会が作成したガイドライン・マニュアルを遵守することが厚生労働省から求められております.低迷している大腸がん検診受診率および精検受診率ですが,大腸CT検査(CTコロノグラフィー:CTC)の大腸内視鏡検査に対する非劣性が確認されたことから,全国においてCTCの普及が期待されています.また,2014年に腹部超音波がん検診のカテゴリー判定が3学会(日本消化器がん検診学会・日本超音波医学会・日本人間ドック学会)合同で策定され,近畿支部におきましても,カテゴリー判定に準じた消化器がん検診が浸透しつつあります.

近畿地方会へは医師以外の多職種の参加が多いことに鑑み,今回のテーマは『多職種と協働する消化器がん検診』といたしました.消化器がん検診は,新規の検診受診者を増やすことが必要です.消化器がん検診の受診率向上と精度管理のために,近畿2府4県ではどのような工夫がなされているのか,行政の立場から議論する特別企画を準備しています.また,消化器がん検診の現場において,看護師/技師/管理士がどのように協働しているのか議論する特別企画があります.さらに検診機関で執務する多職種の方々が検診受診者のその後を知っておくことは,モチベーション維持のためにとても重要です.そのため,シンポジウムで胃・大腸の内視鏡検査の役割を論じるとともに,その後の精検方法,地域連携について取り上げます.そして,近畿地方会でははじめての産業医研修会を実施し,ワンポイントレクチャーとして,近年注目の「療養・就労両立支援指導料1000点」についてもお話いただくこととしております.

夏休み中の蒸し暑い季節で,京都では地蔵盆の時期にあたります.若手医療者と仲間たちによる地蔵盆番外企画もご用意する予定です.今回の近畿地方会は,学会員でなくても医療に携わる方なら参加できます.消化器がん検診に携わる多職種の方々に,何かプラスになるヒントをお持ち帰り頂ける1日にしたいと念願しております.